【INTERVIEW】アーティスト・SUDAYUMAと家族の軌跡 #2【クラファン企画】

LIFE IS ROSEが全面的にバックアップしている、アーティスト・SUDA YUMAのアフリカ渡航プロジェクト。特別なクラウドファンディングに込めた想いをSUDA YUMAのご家族(母・裕子さん、兄・将太郎さん)に伺うインタビュー企画の第二回をお送りします。

SUDA YUMA 夢のアフリカ初挑戦プロジェクト-才能にBET-
https://rescuex.jp/project/76450

―編集部:今回YUMAさんは、生まれて初めて野生の動物に会いに行くわけですが、YUMAさんがどれくらい動物が好きなのか、どんな風に好きか教えてください。

裕子さん:うちの家族的な傾向だと思うんですけど、将太郎もYUMAも元々ちっちゃい頃から、遊園地とか電車よりも自然のほうが好きだったんです。私もダイビングをしていて海が好きなので、子どもたちを連れて行くところが動物園とか水族館とか、そういう自然と触れ合える場所が多かったですね。YUMAはとにかく動物がすごく好きでした。ただ園内を見るのではなくて、1周目さーっと見たら、2周目をゆっくり見たり。YUMAなりの楽しみ方があるようです。また動物の生態に興味があるっていうよりは、存在そのもに興味がある感じで。YUMAを惹きつける何かが動物にはあるんでしょうね。小さい頃から自分で模造紙に羅列するように動物をいっぱい描いて、描き始めてからの集中力は、目を見張るものがあります。描くことが好きなのか、動物自体が好きなのか、それは分からないんだけれども。YUMAを海とかに連れて行ったり、何か見せたりすると、帰ってきたらすぐにそれをアウトプットするんじゃなくて、暫く経ってからアウトプットしていく印象があります。記憶や体感を忘れない子だから、その時の体験・見たものを溜めてそれをある時、バン!と出すっていうイメージですね。

将太郎さん:これは本人にしか分からない部分なので、あくまで我々は推測的な部分が入っちゃうんだけれども。YUMAってコミュニケーションがどうしても難しい。色々話しかけてもらうこともあるし、家族とも喋れるんだけれども、100%YUMAが思ってることは伝えられていないと思っているんですね。本当に彼が思っている素直な感情、微妙なニュアンスとか、そういったものが繊細な言葉では出てこないので、直接的な言葉のキャッチボールが精一杯の部分があります。人とのコミュニケーションといったところに、彼なりにもストレスがあるんじゃないかなと俺は思ってます。そうなった時に、コミュニケーションをとらないでも触れ合える動物たちに惹かれてるかな?っていうのはちょっと思っています。あとはYUMAって観察したり、何かを見たりする、じっと見たりするのが結構好きなんだけども。人のことをじーっと見たりしてたら『やめなさい!』って多分言われてたと思うんだよね、俺達にも。でもう動物って、何を見ても、どんな角度で何回見たってそれって否定されることはなくて、肯定されたものであったから。彼にとって安心して触れ合えるものが、動物になってるんじゃないかなと思います。

裕子さん:YUMAみたいなタイプの子は『いつも同じ流れでいくと安心するから、子供番組などを巻き戻すように見る』ってよく言うんだけど。例えば動物園も、YUMAが見る順番はだいたい決まっていて、ルーティーンに沿うことによって、安心していく部分があるみたいです。動物たちはいつも変わらずに穏やかにそこに存在して、こっちに愛想を振りまくわけでもないけど、居てくれてみんながそれが好きっていう。そんな平和な感じがやっぱり安心するのかな。「物凄い詳しくデータを調べたい!」とか、そういうことではなくて。だから今回の渡航プロジェクトも、実際に本当にその野生を見たらどう感じるのかな? YUMAはきっと言葉であらわすと『いい感じです』とかしか言わないと思うんですけど、言葉には出さずに、もの凄く多くのものを吸収すると思います。また、YUMAも割と色んな人と接することが少しは楽しいって思い始めてる部分も感じます。今までは人が来ても「YUMAはあっちでゲームしてていいよ」っていう感じだったのが、みんながYUMAに興味を持ってくれて、YUMAも「そこに参加していいんだ」っていうのを、彼自身少し持ってきてるかな?まだ怖々ですが、親としてはすごく大切なことなのかなって感じてます。ごめんなさい。動物の話からちょっとずれちゃいましたね。

―編集部:いえいえ。家族にしか分からないような貴重な話が聞けて嬉しいです。図鑑で見る印象と、野生で見る印象が違ったりするので、アフリカ現地でのYUMAさんの反応がすごく楽しみですね。

裕子さん:彼の中でどう結びつくのか興味はあります。アフリカへ行くにあたって気持ちが盛り上がるっている部分はすごくあって、「行くんだったら一緒にテーマソング作ろうか!」とか、そういうことは凄い好き。本屋さんへ行くと、アフリカの本めちゃくちゃ見ています。

将太郎さん:ここ何年かで彼なりにも成長してきて、元々動物を羅列して図鑑みたいな感じで描いてたものから、構図や配置を考えるようになってきた時に、「この動物ってどこに住んでるんだろう?」とか、そういったところを気にするようになってきました。それは「ざっくりこの地方のココですね」っていうよりも、ジャングルに住んでるのか?サバンナに住んでるのか?森の中なのか?雪の山なのか?みたいに場面を分けて考えるようになっています。それともう一つの軸としては、草食動物と肉食動物。ここって一緒にいるのかな?とか、そういった2軸で考えていて。YUMAの絵の中って結構それがバラバラになってたりするんですよね。だから、虎の横にウサギがいたりとか、雪山の中にゾウが来たりとか、普段いないような所に、いない組み合わせで描くようになっている。YUMAはそれを今”お客様”と称して、「今回は雪山にトラを招待してあげましょう!」といった感じで、ある種、彼の理想の組み合わせだったり、そういうものを題名に付けながらいっぱい描いてるっていうのがあるので。どこに住んでる?何に住んでいる?とか、すごい気にしています。だから、ゾウはジャングルに住んでる?サバンナに住んでる?とか。それってやっぱ動物園じゃなかなか感じ取れない部分で。実際のサバンナには何がいるとか、実際のアフリカの湖には何がいるとか、そういう現地の生態とか、実際本当に生きている配置とか、そういったものを確認できるのも、彼なりの楽しみの一つではあって。だからサバンナ、ジャングル、湖には。今すごく興味を持ってよく質問されたりします。

裕子さん:実際のサバンナとかジャングルも勿論見たことがなくて、サバンナ園とかアフリカ園とか、そういう動物園でしか見たことがないから。それが見れると彼はきっと…みんなが理想とするようなリアクションを取れるとは思わないんだけれども、きっとすごく感受性は豊かなのでいっぱい吸収はするのかな。そういうところで彼が何か違うところに行って、日本とは違うこの窮屈じゃないところに行くことが、彼の成長のきっかけになってくれるんじゃないかなっていう期待も結構あります、私は。

将太郎さん:YUMAって、自分の思ってることを“納得”したいんです。「これは、こうですよね。」と俺達に肯定してもらうやり取りが、1日に何十回も発生してるんです。例えば、「アフリカゾウはサバンナに居ますか?」「ゾウはジャングルとサバンナどっちですか?」と問われて、『サバンナです。』答える。これがもうずっと1日、何回も聞かれることではあるんだけど、そうやって納得したいんだよね。自分の思い描いているところ。それを単純に今、家族が『そうですね』っていう言葉で肯定しているものが、実際YUMA自身が「本当にゾウはサバンナにいるんだね!ジャングルにいるんだね!」っていうところを実際見て、YUMAの疑問や満たされたい部分が満たされるところも、アフリカ渡航の一つ大きな意義なのかなと思います。

裕子さん:納得することで、次に進めるっていうことがすごく多い。いい加減なこと言っても、本人が納得しないと全然ステップを踏めないので、そう感じますね。

―編集部:アフリカの大地が総出で彼を“納得”させるような経験になるかもしれないですね。

裕子さん:家族だけじゃない人といくことで、本当に皆さんに色々迷惑かけちゃうかもしれないし、どういう風なことになるか分からないけど…後から見てマイナスは絶対にないだろうっていうのは確信しているし、何か圧倒的なものに触れさせたいっていうのは、やっぱり強く思いますね。それでどう彼が変化していけるのか。何かを感じると思う。

―編集部:動物だけじゃなくて、大地だったり、香りだったり、気候だったり、湿度だったりとか、本当に感じられることは本当にそこしかないと思うので。

裕子さん:とにかく景色を見るのがすごく好きな子なので。

―編集部:そういった意味でも楽しみですね。そしてそれが蓄積されていって、それが彼の数十年に及ぶこれからの人生でどのタイミングにも現れて、作品だったりとか、人生観だったりとかにも表れるような経験になるんじゃないかなと思うので、そういう意味ではすごく重要な経験になりそうです

裕子さん:そうですね。アフリカに行った皆さんのお話を聞いてて、やっぱり”特別な地”なのかな?っていう風には思ってます。『アフリカに行って変わった』っていう話を過去にたくさん聞いたり、目の当たりにしているので。『ハワイ行きました!』っていうのとは全然違いますよね。人生観が変わったっていう人が本当に沢山います。YUMAは「こうでなくちゃいけない」「真面目なくちゃいけない」って強く思う子なので、そういう色んなことの呪縛から解放されて、とにかく解放させてあげたい!というのが私の願いです。

(続く)
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SUDA YUMA 夢のアフリカ初挑戦プロジェクト-才能にBET-
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<運営>
株式会社Yumart

<アフリカ渡航期間>
2023年10月14日-10/25

<YUMA HP>
https://www.sudayuma.com/

<SNS>
・instagram
https://www.instagram.com/sudayuma/

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